動画像さんから、衝撃映像です。
僕は一番血気盛んな中学~高校時代、町で不良に絡まれても土下座外交で凌いだ男です。やる時はやるんじゃなく、やる時が来ない男です。
だからちょうどこういう暴走族とは無縁な世界で、平平凡凡とのんべんだらりな生活を送っておりました。今も似たようなもんだけど。
僕の土下座は凄かった。
とにかく「てめぇ何見てんだコラ」の「め」の辺りで既に「見てません」と平伏状態。
『誰もお前なんかに注目してねぇよ、どれだけ自意識過剰なんだバカ』という本心とは裏腹に、別に悪くないのに謝れる精神力こそが僕の武器。
高校のクラスメートの中学時代の友達が暴走族に所属してたとか、そんなレベルではありましたけど。
でもその中学時代の友達の名前すら知らないので、僕には全くの無関係。
僕が高校生の頃に、本屋さんで天地神明に誓ってヤンキーに相違あるまいってヤンキーに絡まれた事があるんですが、なぜ本屋で?と思いながらもすいませんすいません言ってました。
「俺はゾクの○○知ってんだぞ、そこの頭とツレなんだよ」的な事を言われました。
まず僕はそういう知り合いがいなかったので、暴走族の団体名を全く知らない。だから知ってんだぞと言われても非常に困る。こちとら存在すら知らない。
あと頭とツレなんだ。じゃあ暴走族に所属してるわけじゃないんだ。仮にお前がフルボッコにされたとしても頭が助けてくれるわけじゃないんだ。そうなんだ。
田舎のヤンキーですからね、普通に考えたら虎の威を借りてるだけだし、殺し文句の割には「オレの従姉の友達がさ、エビちゃんと友達なんだよねwww」と同じレベル。
でも僕はとにかく殴られたくない。声を大にして言います。痛いの嫌いです。できれば死ぬまで痛覚を感じずに生きていきたいと心から願ってます。
やっぱりここでも謝罪の嵐。
人がいようが関係ない、とにかく謝罪。
もちろん謝罪したら余計に痛い目みる場合は除きますが、案外これで凌げるものです。
周囲の人から軽蔑するような目で見られる事もありますが、じゃあ聞こう。お前らが僕の代わりに痛い思いをしてくれるのかと。
お前らが思ってる以上に僕は痛いのが嫌いなんだぞと。
偶然な事に、それから数年後、その問題の暴走族の総長と本当に職場で友達になってしまいました。
荒くれ者どもを束ねてただけあって、やっぱり元ヤンキーと言えども明るくて面白くて仕事も出来て、それでいて人望が厚いのよね。
なんかこう、不良社会のヒエラルキーを考えさせられました。
おうおう、僕はな、元暴走族の総長とたまーに、ごくたまーに飲みに行く仲なんだぞコラ。