乳之蔵さんから、衝撃映像です。
僕の親戚に商売をしてる人がいるんですが、まぁこの人はこんな悩みなど皆無。
親の店を継いだ三代目なんですけど、二代続いた店が無くなっても別に構わんというタイプの豪気っぷり。
家も土地もその人のものだから元々そんなに売上に拘ってないってのもあるんですけど、全く努力しない。
田舎だからそれでも食っていけるんですけど、元々趣味でやってる畑をいじるのが楽しくて仕方ないらしく、今商売をたたもうかと本気で悩んでるんですって。
他の親戚筋から反対があったり(大正時代から続いてる店で固執してる親戚も多い)近所ではありがたかってる人も多いから、たたむにたためないとか。
畑も趣味でやってる割にはデカくて、立派にそっちで生きていけるレベルだから、店をやめたくてウズウズしてるんでしょうね。
まぁ需要があるからってのもあるけど、こういう店にこだわってない無心・無欲の勝利と言うかね、なんだかんだで営業は順調だそうです。
不況が全く影響してないわけじゃないけど、別に生活に困るほどじゃないし、本人が潰れていいって思ってる以上、それもどうでもいい。
まさに夢のような生活。
僕は元々田舎で暮らす事に何の抵抗も無いし、もし手放したかったら僕に言ってくれ、いつでも仕事やめて永住すんぜって言ってみたら
「お前の親父にも同じこと言われた」と笑われました。
やっぱり父親も悠々自適な生活を夢見てたんですね。
割と仕事に厳しい人だったし、それなりに出世もしたから仕事の鬼って雰囲気があったけど、本音の部分では僕と同じなのだなと、泣き父を思い浮かべてしんみりしたものです。
その親戚、母方なんですけどね。
お前よくそんなずうずうしい事言えたな、紙で繋がってるだけの他人じゃねぇか。